スイス時計産業のルーツ

ラグジュアリー時計ブランド、ジャンリシャールは、17世紀末に「ヌーシャテルに時計産業の基礎を築いた」といわれるスイス時計産業の伝説の人物、ダニエル・ジャンリシャール(1665~1741年)の継承者であり、そのパイオニア精神は今日もなお受け継がれています。

1665年に、ヌーシャテル州のラ・ショー・ド・フォンとル・ロックルの中間にあるブレッセルという小さな村に生まれたダニエル・ジャンリシャールは、好奇心旺盛な革新者でした。まだ若く、時計製造の経験も全くなかった頃のある日、彼はイギリス製時計の修理を頼まれました。すると、時計の修理をしながら、同時にその機構を入念に研究し、同じものを作ろうと試みました。こうして1681年に彼最初の、そしてこの地方で初めての時計が誕生しました。自ら時計工房を開く前のことです。ラ・ショー・ド・フォンのジャンリシャール ミュージアムには、彼が生み出した優れた時計の数々が展示されています。中でも“ダニエル”(1710年)と名付けられた時計は、小窓表示式のカレンダー機構を備え、技術的にもデザイン的にも傑作と呼ぶにふさわしい作品です。ダニエル・ジャンリシャールはまた、時計の製作に必要なさまざまな機械や工具を発明し製造技術を後世に伝えていくために、教育制度の設置においても重要な役割を果たしました。ですから、情熱の赴くままに、リスクを恐れずに常に未来を見つめる起業家の典型であったといえます。

時代を先駆けた人物

新しい世界を切り開いたダニエル・ジャンリシャール。以来、その子孫が彼の仕事を受け継いでいます。こうした先見の明とパイオニア精神は、今もブランドの本質であり続けているのです。

新たな息吹

2012年、スイス時計ブランド ジャンリシャールは、ケリング・グループとともに新たなスタートを切りました。創業者が大切にした価値観を忠実に守りながら、今の時代により調和したダイナミックなブランドとして生まれ変わることが目的でした。こうして、1日、1時間、一瞬一瞬を新たな冒険として生きる人々に捧げる新しいコレクションが誕生しました。人生を精一杯生きようとする人々、時代を先取りする革新者、今の時代に生きる、すべてのダニエル・ジャンリシャールへ…。